10/23 防災広場in花里小(家族参観日)

花里まち協

2016年11月11日 14:43


みなさんこんにちは、花里まち協です



10月23日()は
花里小花里まち協が協働して
『防災ひろば in 花里小』
開催しました


メール配信登録の方にはお知らせが届いたと思います^^




花里小では毎年10月に『家族参観日』を行っていますが
今年度は『防災ひろば in 花里小』ということで
防災に特化した内容、体験型学習も交えての開催です




朝は子どもたちと保護者が一緒に通学路を歩いて
危険箇所はないか、また、通学路にある『こども110番の家』を
確認しながら学校まで来ました



学校に到着した後は通学班ごとに教室や体育館に分かれて
登下校のことについての話し合いをしました
(登校時に確認した危険個所、こども110番の家など)


登校班のミーティング終了後は全員体育館にあつまりました



今回の『防災広場』は、花里まち協と花里小学校の協働行事です
無事に開催できることのお礼を門前会長が述べられ
校長先生のお話、藤白PTA会長のあいさつがありました


その後、みちのく結心会のお二人(五十嵐さんと佐藤さん)の
講演となりました



震災当時の写真のスライドを交えながら、その時の状況や
心情などを話してくださいました
今だからこそ口調は穏やかですが、当時のご苦労は
いかばかりかと思うと胸が痛みます


高山の土地の下にも活断層があるので
地震はいつやってくるかわからない
災害は地震だけではなく、大雨の水害や竜巻などもあります

『自分の家で地震が起きたらどうなるか?』を想像して
備えることが大事です
どうぞ皆さん、家族で話し合ってください

・通学路の様子はどうか?
・塀や電線は?など


東北は海溝型(震源地と町が少し離れている)の地震でした

高山で起きるとしたら直下型(町の下に震源地がある)地震です
直下型には避難する余裕があまりないのです

ライフラインが止まっても1ヶ月は過ごせる用意が出来ると良いです
(水、食料、日用品など)



持ち出しバックの重さを体験しました
参加者の中から体験する人を募り、子ども用とお母さん用
それぞれを背負ってもらいました

リュックの中身は
水、カロリーメイト、レジャーシート、充電器、銀マット
絆創膏やマスクなどの衛生用品、使い捨てカイロ、新聞紙
など


銀マットに くるまる体験もしました

この銀マットなのですが、けっこう「カサカサ」という音が
避難生活では耳障りなようで…
温かいのですが、使うには気を遣ったそうです
(現在、この銀マットのソフトタイプもあります。カサカサが軽減しているようです)


段ボールで作った簡易トイレも見せてもらいました

ビニールの中に猫砂や紙おむつを入れると始末が少し楽だそう


被災時、声を出して助けを呼んでも、ざわざわしている中では
届かなかったり、声を出すことで体力を消耗することもあります

そんな時は笛を使うと良いそうです
あまり体力が減らず、人の声と違う音なので耳に届きやすいです
もちろん笛はリュックの中にひとつ入っていましたよ


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


講演の後、皆さんからの質問を受け付ける時間を設けました

「年寄りや障害のある者が家族にいる場合はどうするか?」
という質問に

『その場で頑張らず
 無理と思えばいっそ
 その場所を出てください』


――― こんな答えが返ってきました


何か災害に見舞われた場合、身近なところで避難生活を
送らなければならないかというと、決してそうではありません

お年寄りで体の自由がききづらかったり持病がある…または
障害をお持ちの方が家族にいる場合は、車などの移動手段が
あるならば、いっそ被災地を出てしまうというのも1つの方法です

どこの自治体でも被災者の受け入れ窓口はあります
このような避難の仕方もあるということを、皆さんどうぞ
覚えておいてくださいね



そうですね、言われてみて気づきます
避難は自宅の近くでしなければ…という思い込みが
どこかにあったのでしょうね

状況にもよりますが、一時現場を離れるというのも
命と生活を守るために大事なことですね



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆



そうそう、体育館には防災に関する展示があったのですが
皆さんご覧いただけたかしら?


防災グッズ



「みちのく結心会」 の活動内容など



ペットの防災



まちスポ飛騨高山



真心のバトン



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆



講演会の後は、4つのグループに分かれていただき

紙食器を作ろう (カレーライス試食あり)
クイズ 持ち出し品なぁに?
毛布でタンカ
バケツリレー

これらの体験を親子、一般参加の方々にしてもらいました



~紙食器を作ろう~

新聞紙を折って、中にビニール袋を入れて
簡易的な食器をみんなで作りました


さて、こちらにカレーライスを用意してございます



さぁ、その中にカレーライスを入れてみましょう(*´∀`*)

ライスは非常用のごはんとのこと
普通のごはんと違いがあるかな~?


カレーのお味はどうですか?



子ども達ってカレー好きですよね

おかわりしている子もたくさんいましたよ


ちなみにこのカレー、朝からこうして作りました☆





クイズ 持ち出し品なぁに?~

子どもたちの前にあるブルーシートに
「災害時に持っていたい12品」を並べてあります

よ~く見てもらってから、隠しちゃいます☆

さぁ、何があったかな?みんな答えてね~


子どもたちと答え合わせをしながら
その物がどんなふうに役に立つのか解説しました


みんな、覚えてくれたかな?(*´ω`*)




~毛布でタンカ~

さてさて、こちらは少し広い場所が必要なので体育館にて


作り方や活用の仕方など説明を聞きます



タンカの手順はこんな流れです



お手本では先生にタンカに乗ってもらいましたが
皆さんにはダミー人形を運んでもらいました



タンカを作って、ダミーを乗せてぐるりと回りました





~バケツリレー~

グラウンドでみんなで並んで、文字通りのバケツリレー


声をかけながら、次々とバケツを回します



なんだか ビシッとした感じでいいですね




みなさんお疲れ様です☆



4つのグループに分かれてそれぞれ4種類の体験を
していただきましたが、いかがでしたか?

今現在はそういう状況下にあるわけではないので、飽くまでも
「予習」なのですが、これを体験しているといないでは
実際の時に違ってくると思われます

もちろん、そういった事態にならないのが理想なのですが
有事の際の知識はあって困ることはないので、こういう
行事には、皆さんどしどし参加してくださいね☆



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆



防災プログラム体験の最後は、消防団による
『消防操法訓練』 を皆さんに見ていただきました

花里地区には3つの消防団があるのですが、今回は
「千島班」 「陣屋班」 にご協力いただけました



消防操法訓練とは
「火災出動して、火を消すまでの基本的な訓練」 で
1チーム5人で行います(指揮者と1~4の番号がついた番員の5人構成)



指揮者は他の4人の選手(番員と言います)に指示を出す役です
指示を出すだけでなく、他の番員の安全確保・見守りをします




1番員はホース1本と筒先を持って、火元へ向かいます
2番員は1番員の所へポンプ車からホースをつないでいきます
1本目の水が出た後は、1番員と同じように(もう一本延ばすように)
筒先を持って、火元へ行きます


3番員は水を吸うホースを確保した後、『とび』という道具を持って
火元へ行きます。1本目の水が出た後は2本目のホースを繋いで
2番員の所へ行きます



4番員はポンプ車から水を送り出す操作を行います




この操法は実際の消火現場で効率よく消火活動をするための
ものですが、『火を消すまでの速さ・動作の正確さ』 などを競う
競技として、毎年6月の第1日曜日に大会も行われています



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆



10月23日は午前中をめいっぱい使って、花里小児童と
その保護者、また近隣にお住いの一般参加の方々に
防災ひろばを体験していただきました

繰り返しになりますが…地震や災害などで避難することなく
普通に生活を送っていけるのが理想ですが、いつ何時、
何が起こるかわからないのが天災であり、災害です

今回の防災ひろばをどうぞ「備え」のひとつとしてください

また、防災に関しては今回だけに限らず、折々にまち協の
イベントとして開催したいと思っております
その際は是非、ご参加くださいね♪



今回の防災ひろば開催にご協力いただきました多数の方々
どうもありがとうございました (。uωu))ペコリ



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